今の時代はホームホワイトニングジェルをネットで簡単に歯医者で買うよりも安く購入することができます。
安くホワイトニングできるのはとても魅力的ですが個人輸入でホワイトニングジェルを購入するのに安全性や効果に不安を感じる方も多いかと思います。
私は都内の自費治療専門で歯科衛生士をしていました。
ホワイトニングは身だしなみとしてされる方も多く、「個人輸入でホワイトニングジェルを購入したいけどどのような商品が良い?」などという質問も受けてきました。
その度にお伝えするのは「正しい知識がないのに個人輸入でホワイトニングジェルを購入することはとても危険な行為」ということです。
この記事ではホワイトニングジェルを個人輸入したいと思っているあなたに、注意点や効果を解説していきます。
歯が白くなるホワイトニングジェルや個人輸入でしか買えない歯磨き粉を紹介もあわせて紹介していますのでぜひチェックしてくださいね!
- ホームホワイトニングの追加のジェルがほしい
- 歯医者でホワイトニングはお金がかかるから家でしたい
- 個人輸入でホワイトニングジェルを買ってみたいけど不安
ホワイトニングジェルは個人輸入で購入できる!でも、注意が必要です。

ホワイトニングジェルの個人輸入と聞くと難しいと思ってしまうかもしれませんが、個人輸入代行サイトを利用すれば簡単に個人輸入することができます。
歯のホワイトニングに関する個人輸入代行サイトはすでに10年以上の歴史があり、Amazonや楽天で買い物する感覚で利用が可能です。
しかし、手軽にホワイトニングジェルが手に入る一方で注意も必要です。
個人輸入は全て自己責任になるので正しい知識がないと思わぬトラブルのもとになります。
ここからはホワイトニングジェルを個人輸入して使用する際の注意点について解説します。
個人輸入したホームホワイトニングジェルを使用するときの注意点
ホワイトニングができない方の症例
輸入品でホームホワイトニングをする場合は必ず自分がホワイトニングをしていい状態か確認しましょう。
無カタラーゼ症の方は絶対にホワイトニングはできません。
また、妊娠、授乳中の場合はジェルが体内に入ってしまう恐れがあるので、ホワイトニングは避けましょう。
そのほかに被せ物をしている歯や神経を抜いてしまっている歯、部分的に詰め物をしている箇所がある場合はホワイトニングをしても白くならないので注意が必要です。
深い虫歯やもともと知覚過敏がある方は取り返しのつかないトラブルになりやすいので歯医者でホワイトニングをすることをおすすめします。
個人輸入のマウスピースはおすすめしない!マウスピース歯医者で作ろう

基本的に個人輸入で購入できるのはホワイトニングジェルのみです。
自分で作る簡易トレーも付いている商品もありますが、精度が良いものは作れません。
そういったマウスピースを使用するとジェルがはみ出て歯茎に付いてしまうと白くなったり腫れたりしてしまいます。
ホワイトニング用のマウスピースは歯医者でしか作れませんのでマウスピースがない場合は歯医者でマウスピースを作ってからホームホワイトニングすることをおすすめします。
歯を白くするには過酸化尿素入りを選ぼう
ホワイトニングジェルと謳っている商品でも歯を内側から白くするジェルもあれば、表面の着色(ステイン)を落とすだけのジェルもあります。
日本では過酸化尿素の入ったホワイトニングジェルは歯医者か個人輸入でしか現状手に入りません。
歯を白くするホワイトニングの効果を得るためには過酸化尿素入りの商品を選ぶようにしましょう。
ホワイトニング効果ありの成分 | 過酸化尿素 |
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着色(ステイン)を除去する成分 | ポリリン酸、酸化チタン、重曹 |
※過酸化尿素は歯を白くするホワイトニング効果がありますが濃度には注意が必要です。
過酸化尿素の濃度に注意は注意が必要
日本では過酸化尿素のホワイトニング剤は歯科医、歯科衛生士の元で扱かうものです。
現在国が認めている濃度は10%までで、それ以上の濃度は歯科医でも個人輸入で入手しています。
輸入品で代表的なホームホワイトニングジェルはオパールエッセンスという商品があり、個人輸入でも比較的簡単に手に入り効果も抜群です。
オパールエッセンスには濃度があり、10%、15%、20%、35%、45%と5種類あります。
濃度が高くなるにつれて短時間でホワイトニングができる手軽さもありますが、しみたり、歯茎に違和感がおきやすくなります。
濃度が高くなっても白くなる限界はどの濃度も同じなため、注意が必要です。
過酸化尿素の濃度別ホワイトニングの装着時間
オパールエッセンスではジェルの濃度によって装着時間が違います。装着時間以上してしまうとしみたり、痛みが出ますので必ず守るようにしてくださいね。
10%‥8時間
15%‥4〜6時間
20%‥2時間
35%‥30分
45%‥15分
もし異常を感じたら…
個人輸入で購入できるホームホワイトニングジェルは欧米人向けに作られているので日本人にはしみやすい傾向にあります。
しみる、歯茎が痛くなった、腫れてしまった場合には一度使用をやめて歯医者に相談しましょう。
おすすめホワイトニングジェルと個人輸入サイトを紹介

ここからはおすすめのホワイトニングジェルと個人輸入サイトご紹介します。
まずおすすめのホワイトニングジェルですが個人輸入で買えるホワイトニングのジェルはそんなに多くはありません。
中には聞いたこともない商品もありますが、安全性や効果が明確ではありません。ここでは歯医者でよく使われている商品をご紹介します。
オパールエッセンス
歯医者でも使用していて安全性が高く、効果もあり安く手に入るホワイトニングジェルはオパールエッセンスです。
種類は10%、15%、20%、35%、45%の5種類と種類も豊富なので自分にあったホワイトニングの時間が選べます。
ただ、いきなり濃度が強いものからではなく初めは10%の濃度から始めて、異常がなければ濃度を徐々に上げて行く使い方をおすすめします。
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個人輸入サイトで失敗しないコツ
Qoo10やBUYMAは個人やショップが販売をしているので口コミやレビューを参考にしてどこで購入するか慎重に選ぶようしましょう。
個人輸入は楽天などと違って海外からの発送になる為、出荷が遅れたりすることも多々あります。
目安は10日から2週間ほどかかると思ってくださいね。
海外のお店は何かと梱包が雑だったりするので箱が潰れたりするのはよくありますので注意が必要です。
返品や交換の時も海外のお店とやりとりする場合は日本語が通じない場合もあります。
そういった面でも購入者のレビューをよく読んでお店選ぶことが失敗しないためのコツです。
ホワイトニング歯磨き粉でさらに白さをキープ
ここからは妊娠中や授乳中でも使用することができるホワイトニング歯磨き粉を紹介したいと思います・
ホワイトニング歯磨き粉は歯の表面についた汚れや着色を浮かせて落とし、本来の歯の白さにしてくれる商品でホワイトニング効果を長持ちさせるのにも有効です。
特に海外製品は効果があり、私もずっと愛用しています。
スーパースマイル
歯の汚れや着色を分解して除去する成分「カルプロックス」が歯を傷つけることなく歯本来の白さにしてくれます。
子供の歯、被せ物をしている歯にも安心して利用出来るのがメリット。効果1週間ほどでコーヒーやお茶の黄ばみが取れた!と感じています。
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スーパースマイル アクセラレータ
歯医者でするオフィスホワイトニングと同じ成分の過酸化水素が4%(オフィスホワイトニングは3.5〜35%)配合されている本当のホワイトニング歯磨き粉です。
歯磨き粉とアクセラレータを同量歯ブラシに取り、2分間磨くことによってホワイトニングができます。子供、妊娠中、授乳中には使えないので注意。日本未発売の輸入品のみで購入できます。
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クレスト3Dホワイト ブリリアンス
P&G社のブランド商品で着色除去率95%と高い数値で効果が期待できます。高濃度のフッ素2340ppm(日本は1450ppmまで)なので虫歯予防にも効果的です。ただし、6歳未満の子供には使えません。
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SNSで話題のクレスト3Dホワイトストリップは危険?
最近SNSで歯が白くなると話題になっているクレストのホワイトニングストリップ。
一部ではしみやすいという意見もちらほら見かけます。
そのため歯科衛生士目線で特徴や安全性について解説していきます。
クレスト3Dホワイトニングストリップはホワイトニング成分が入ったテープを歯に密着させて30分おいてホワイトニングする商品ですが、過酸化水素14%が含まれているので歯医者でするオフィスホワイトニングと変わりはありません。
もともと欧米人向けの商品で日本では認可されていないので歯がしみて痛みが出てしまったり、歯茎にホワイトニング成分が付着して白くなってしまう可能性もあります。
特に歯並びの悪くでこぼこしている歯だと密着しないので効果がまばらになってしまう可能性もあります。簡単、効果的にホワイトニングできる商品ではありますが、注意も必要な商品です。
ホワイトニングジェルの個人輸入まとめ
いかがでしたか?
ここまでホワイトニングジェルの個人輸入について歯科衛生士目線で注意点やおすすめ商品を解説してきました。
最後にホワイトニングジェルを個人輸入する際の特徴をおさらいしましょう!
- 個人輸入は誰でも簡単にできる
- 個人輸入で失敗しない為にはレビューを読んで判断
- ホワイトングジェルの濃度に注意
ネットの普及によって誰でも個人輸入ができるようになり、家でも簡単にホワイトニングをできる時代になりました。
安心、安全に輸入品でホワイトングを楽しむ為には正しい知識と専門家の意見も交えて情報を得ることも大切です。