歯科衛生士コラム

ホワイトニングのアフターケアはタッチアップとクリーニングがおすすめの理由

歯のホワイトニングをした女性

ホワイトニングで白い歯を手に入れたら、できるだけ白さを長持ちさせたいものですよね。

しかしホワイトニングで得た歯の白さは永遠には続きません。

元の色に戻ろうとする力が働き〝色の後戻り〟が起こるためです。

できるだけホワイトニング効果を長持ちさせるためには、適切なアフターケアを行うことが重要です。

今回は、アフターケアの方法について詳しく解説して行きたいと思います。

ホワイトニングのアフターケアはタッチアップとクリーニングがおすすめの理由

歯科衛生士が悩みに答える

ホワイトニングの効果を長持ちさせるアフターケアとは

ホワイトニングの効果を長持ちさせるには日頃のメンテナンスとタッチアップ(再ホワイトニング)の2つが重要になります。

歯科医院でのクリーニングや自宅でのケアといったメンテナンスで再着色を予防し、タッチアップで白さを持続させることがアフターケアポイントです。

メンテナンス

歯磨きをする女性

メンテナンスには、歯科医院で行うクリーニングと、自宅で行うアフターケアがあります。

ホワイトニング効果を長持ちさせるのには、できるだけ再着色を防ぐことが重要になります。

歯科医院で行うクリーニングでは、自分では除去しきれない歯の表面の汚れを徹底的に除去することができます。

定期的に歯科医院のクリーニングを受けるのがおすすめです。

自宅で行うアフターケアとは、毎日の歯みがきのことを指します。

丁寧なブラッシングで歯の表面の汚れを落としましょう。

自己流のみがき方だと、みがき癖などがあり、汚れがきちんと取れていないことがあります。

歯科医院でブラッシング指導を受けて頂くのがおすすめです。

ホワイトニング歯みがき粉選びには注意が必要!

自宅でのケアには、ホワイトニング歯みがき粉を利用すると、さらにホワイトニング効果を長持ちさせることができます。

ただし「ホワイトニング歯みがき粉」として販売しているものには、様々な種類があり、含まれている成分も異なります。

歯科医院で販売しているものを、歯科医師・歯科衛生士の指示の元、利用するのが良いでしょう。

市販されているものの中には、研磨剤が多く含まれているものなど、ホワイトニング後の歯に対して害作用があるものもありますので、注意が必要です。

タッチアップ(再ホワイトニング)

タッチアップとは、ホワイトニングの効果が落ちてくる前に、再度ホワイトニングをすることです。

どんなにメンテナンスをしても、残念ながらホワイトニングで得た歯の白さは永遠ではありません。

元の色に完全に戻ってしまう前に、タッチアップをすることで、歯の白さを保つことができます。

歯科医院で施術をするオフィスホワイトニングを再度受ける方法と、自宅で行うホームホワイトニングの追加用薬剤を購入して1〜2週間繰り返す方法があります。

自身がやりやすい方法で行うのが良いでしょう。

オフィスホワイトニングは歯科医院に全て任せることができるので、忙しい方や、自分でマウストレー等の管理をするのが難しい方でも気軽に施術を受けることができます。

ホームホワイトニングは、一度専用のマウストレーを作ってしまえば、追加薬剤の購入で持続的にホワイトニングができるというメリットがあります。

オフィスホワイトニング後のメンテナンスとして、ホームホワイトニングを利用すると、歯の白さ保ちやすいのでおすすめです。

ホワイトニング後は着色しやすい飲食物はNG

歯に着色しやすいコーヒー

ホワイトニング直後は、薬剤の影響がしばらく続くため、再着色を起こしやすい状態になっています。

歯科医院で施術を行うオフィスホワイトニングの場合は、施術後2日間(48時間)、自宅で継続的に行うホームホワイトニングの場合は、マウスピースを外した後1〜2時間は色がつきやすい飲食物を控えるようにしましょう。

控えた方が良い飲食物は、具体的に次のものがあります。

色のつきやすい飲食物
  • コーヒーやお茶類
  • 醤油やソース等の調味料
  • ケチャップやトマトソース
  • 赤ワインやブルーベリー
  • カレーなど色の濃い食べ物

また、「着色補助食品」といって、単体では着色しませんが、色がつきやすい飲食物と一緒に摂ると、着色を強めてしまうものがあります。

アルコール飲料、炭酸飲料、スポーツドリンク、お酢などがそれに当たりますので、一緒に摂取しないように注意しましょう。

ホワイトニング後におすすめの食事

できるだけ色がついていない食事を選ぶようにしましょう。

飲み物は牛乳やミネラルウォーターなど、白色もしくは無色透明のものが良いです。

お茶類やコーヒーは着色しやすいので控えましょう。

食事は、クリームシチューやグラタンなど白いクリーム系のもの、塩味のパスタなど色がついていない調味料を使ったものがおすすめです。

喫煙にも注意

タバコも着色の原因になります。

歯を白く保つためには、禁煙が望ましいですが、すぐには無理という場合もあるでしょう。

その場合は、最低でもホワイトニング直後の着色しやすい時だけでも、禁煙するようにしましょう。

ホワイトニング直後の喫煙は、再着色を早めてしまいます。

ホワイトニング後のアフターケアまとめ

ホワイトニングで得た歯の白さを長持ちさせるためには、日頃のメンテナンスとタッチアップが重要なポイントです。

またホワイトニング直後は、特に再着色を起こしやすい状態になっていますので、口にする飲食物やタバコ等に注意をするようにしましょう。

ホワイトニングで白くなったからといって、放っておいたら長持ちしません。

きちんと長持ちさせるポイントをおさえておきましょう。

ABOUT ME
ayanoma
ayanoma
フリーランスの歯科衛生士。街の歯科医院で7年間歯科衛生士として勤務後、保健センターで4年間、地域の皆様に歯とお口の健康について啓発活動を行ってきました。 現在は、2人の子供の子育てをしながら、歯科医院・行政・専門学校など様々な方面で、歯科衛生士としての活動を行なっています。
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